風疹というと、子供の時に受ける予防接種や妊娠すると必ず受ける免疫検査等のイメージがありますが、2012年頃から風疹の患者数が増え始め、2013年中頃にはその数がピークとなり、あちこちで警戒が叫ばれるようになりました。
今年2014年に入っても既にもう数人の患者の報告がされているため、未だに注意を怠ることは出来ない状態です。
いつ流行る?
風疹は、春から初夏にかけて患者の増加する傾向が見られます。
今年に入って春がくる前に既に数人の患者数が報告されているので、感染の本番となるこれから夏にかけて十分な注意が必要となります。
感染の男女比率は?
風疹患者は特に男性が女性の3~4倍多く報告されています。
年齢にすると20代~40代にかけての患者が最も多いようです。
これは子供時代に自然感染の機会がなくなり義務付けられていた予防接種が任意へと変わったことが大きな原因の一つだといわれています。そして、女の子の場合は、義務付けや任意による場合でも予防接種を積極的に受けさせる傾向があるため、大人になってもかかり辛いことが多いのです。

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症状は?
風疹にかかると、2~3週間の潜伏期間を経て、赤い発疹、発熱、リンパ節が腫れる、目の充血、軽い咳、などの症状が現れ、治るまで1週間前後が必要とされるようです。
こじらせてしまうと、肺炎や髄膜炎、脳炎等の合併症が起こることもあります。

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注意すべき人は?
まず風疹にかかりやすいと言われる対象は、昭和37年から昭和54年生まれの男性です。
この世代は学校で女子にのみ予防接種が施されていました。
昭和54年以降は、集団接種がなくなり個々が医療機関へ出向いての接種や任意へと変わったため、接種率が減ってしまいました。
この世代は、なるべく早いうちに免疫検査を受け、必要に応じて接種することをおススメします。
風疹で最も恐ろしいのは?
かかった場合一番怖いといわれているのが、妊娠初期の女性への感染です。
妊娠初期の女性へ風疹が感染すると、胎児の臓器を作るための遺伝子などへ影響を及ぼし、心臓病、難聴、白内障、精神や身体の障害へ繋がる可能性があります。
これを「先天性風疹症候群」と言いますが、妊娠1ヶ月なら2人のうち1人が、そして2ヶ月を過ぎれば10人のうち2人か3人の確率で胎児が何らかの障害を持って生まれてくる、とされています。

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先天性風疹症候群
先天性風疹症候群にかかっている子供は、低出生体重、白内障、緑内障などの目の異常、難聴、心臓系の奇形、精神発達遅延、脳性麻痺など永久障害的なものと、溶血性貧血や肺炎などの出生後の一過性のものがあります。
その程度は妊娠中の感染時期が早ければ早いほど障害の出方が大きくなるようです。

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どうやって感染してしまうか?
風疹ウィルスは主に、咳やくしゃみによる飛まつにより人へ感染していきます。
特に、発疹の出る2~3日前から発疹が出た後5日頃までの間に、身体がウィルスを外に追い出そうとしているため、飛まつの中により強いウィルスが含まれています。
少しでもおかしいと思った時にはマスクをしてウィルスを外へ出さないよう気をつけましょう。
予防接種はどこで出来るか?費用は?
予防接種は町の医療機関で予防接種を行っているところならほぼどこでも受けられます。
通常、値段はその医療機関毎に決められ、大人が実費で接種した場合1回あたり5000円~10000円が相場になっているようです。
近年の急激な流行で各自治体で費用の助成が始まりましたが、このうち多くの自治体が今年の3月末で終了してしまっています。ただ、流行が継続するとみなされている地域では接種期限を長く取っているところもあるようです。
特に東京23区内の中央区、目黒区を始めとする15区については女性は平成26年春頃まで、男性は平成25年夏を過ぎる頃まで助成を継続しているようです。
男性の場合は、妊娠中の女性の夫に条件が絞られていることもあります。
以下を含む8区については一部助成が行われています。
●東京都中野区
風疹単抗原ワクチン、または2種混合ワクチンいずれかの6000円を上限に助成。
●東京都港区
風疹単抗原ワクチン 3000円
2種混合ワクチン 6000円
●東京都大田区
風疹単抗原ワクチン、または2種混合ワクチンいずれかの3000円を上限に助成。
その他の地域でも、まだ大きく期間を設けて助成を行っている所もあるので、諦めずに住んでいる管轄の自治体に問い合わせてみましょう。
※夜間に対応しているところは?
働き盛りの忙しい世代に限ってかかりやすいので、最近では仕事帰りに受けにいけるように、通勤者が多く行きかう駅近やオフィス街にある病院などでは夜間対応しているところが多いようなので、一度問い合わせてみると良いでしょう。

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やっと迎えた外出が楽しい春から初夏のこの時期に、病気の感染に怯えながら過ごすのは本当に嫌ですね。
少しでも安心してこの季節を乗り越えられるように気をつけましょう。