身体のどこかの調子が悪くて病院に行って検査したけど悪いところが見つからない、その結果「自律神経失調症」と言われたことのある人は意外と多いものです。
かかったことがなくてもどこかで聞いたことがあるという人もいるのではないでしょうか。見えるようで見えないのが自律神経失調症。
この正体は一体どんな病気なのかを見ていくことにしましょう。
症状は?
「自律神経」とは、自分の意思とは関係なく自動的に動く組織に分布する神経です。
心臓が動く、汗が出る、入眠する、涙が出る、、、これらは全て自律神経の働きによって成り立っている物です。これが生活の不摂生や心身の疲労などによりバランスを崩し身体や精神に支障をきたすのを総称して「自律神経失調症」という呼び方をします。
症状は、動機がする、眠れない、吐き気がする、なぜか気持ちが落ち込む、汗が出過ぎるなど、人によって様々な形で出てくるのです。
女性ならば心配事があったりすると生理の日が遅れたりするのも自律神経のバランスが崩れているせいだといえます。性格的には繊細でこだわりの強い性格の人がかかりやすいと言われています。また、これは未だに定義や概念が曖昧なため、正式な病名ではありません。

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治療法
自律神経は身体の色々な部分に働きかける神経なので、治療は時として薬物を使う場合もありますが、自律訓練法などのセルフコントロールやカウンセリングなどの心理療法、指圧やマッサージなどの理学療法、音楽やアロマ等のセラピーなどを、生活改善の指導と組み合わせて施していくことが一般的なようです。
中でも自律訓練法は、崩れてしまった神経のバランスを一定の動作を行うことで神経をリラックスさせ、自己暗示をかけてリズムを整えていく方法です。
また、ヨガをするようになったら自律神経失調も治ってしまったという声も良く聞きます。
この訓練法とアプローチの仕方が似ているからかもしれません。
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原因と予防は
自律神経は、交感神経と副交感神経で成り立っています。
●交感神経・・・人間が活発に働くための神経なので、この神経が優位になれば身体も思考も冴えた状態になります。
●副交感神経・・・身体を休ませるための神経です。眠る時などはこの神経が優位になるといえます。
この二つの神経は人間の生命活動に欠かせないものですが、このギアチェンジが上手くいかなくなってしまうと眠るべき時に眠れなくなったり、逆に活動するべき時にずっと眠い状態が続いたり、などの状態に陥ってしまいます。
例えば梅雨の時期などに何となくだるい人が多いのは、気圧などの関係で身体がどこでギアチェンジしたら良いのか混乱してしまうことから起こる症状なのです。

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このようなことから、自律神経の予防は日頃の生活のリズムを整えることに尽きます。
人間という動物の身体はそもそも昼間は太陽の日を浴びて活動をし、日が暮れると徐々に眠りに近づけていくように出来ているので、まずは「早寝早起き」で、決まった時間にきちんと3回の食事を摂り、運動で適度な刺激を与えながら「この時間に起きるんだよ」「この時間に食べるんだよ」と身体に覚えこませることで、自律神経が混乱しなくなり、機能が落ち着いていくのです。
人間でも、はじめはきちんと時間通りに決まった役割を果たしていた優等生でも、外部からわけの分からない時間に休むべき時に働かせられたり、働くべき時に休めといわれたり、無理な要求を押し付けられたら、ついにはぐれてしまったりしますよね。
自分の身体の各部分を我が子のように大切に育てるつもりで扱ってあげると段々と身体が本来持っているはずの状態を取り戻すのです。

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薬と漢方
自律神経失調症は自律神経をきちんと基礎が整わない限り治る物ではありません。また、人によって様々な形で身体や心の不調となって現れるような曖昧なものなので、一概に「これを飲めば治る!」と決め打ちで飲む薬はありませんが、症状の現れ方が激しい場合は、とにかくその状態から脱出することが先決なので、薬や漢方を補助的に使う場合があります。
西洋医学では、その時の身体の不調に応じた薬と精神安定剤などを処方することが多いようです。
漢方でも、処方の目的は通常の薬と同様にあくまでも補助的と考えられます。ただ、漢方は人間の基礎的な生命力を強くして全体を良くする概念なので、即効性はありませんが、将来薬から独り立ちしたいのであれば、漢方はとてもおススメです。

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食べ物
自律神経失調症に限らず「食は命」です。日頃から口から入るものについて少し気を使うだけで色々な病気を妨げられることは言うまでもありません。
特に、神経の働きを正常に保つために消費されるビタミンB、全身の抵抗力となるホルモン分泌を助けるビタミンC、イライラを解消するカルシウムが、自律神経失調症の症状を和らげるために効果があります。

参照元URL http://www.mohri-seikei.jp/
文明が進んだ現代でも、人間の身体の中にはまだまだ謎がいっぱいです。そしてこれが全て理屈で語りつくせないところが人間らしさでもありますね。
この人間らしさと上手く付き合って人間ならではの暮らしを楽しみましょう。