衣類やバッグに靴・・・普段は便利なスグレモノのファスナーですが、突然壊れてスムーズに動かない!
という冷や汗ものの状況、誰もが一度は遭遇したことがあるのではないでしょうか?
焦ると余計に噛んでしまったり、スライダーがズレてしまったり・・・。
一時的な応急処置でもいいので、その場ですぐに直せたら少しホッとできますよね。
そこで今回は、ファスナーが壊れた時の直し方や、噛んだり外れたりした時の対処法を紹介したいと思います!
ファスナーが噛んで動かなくなった時
今までのスムーズな上げ下げはなんだったの??と思わずファスナーを責めたくなる瞬間ですが、まずは落ち着いて以下の6つのいずれかの手順を試してみてください。
参照元URL https://youtu.be/LkD7uvjd2Sw
鉛筆
鉛筆を使うことです。
鉛筆の先でファスナーの歯(エレメント)をこすってから動かしてみると、スムーズに動く事がありますよ。
ファスナーは凸凹しているので、少し難しいかもしれませんが、固定して鉛筆の芯を刷り込んでみてください。
潤滑油
潤滑油を使うことです。
ファスナーが年期モノの場合には、錆が原因で滑りにくくなり、食い込みも抜けにくくなりがちです。
噛んでしまった箇所に、潤滑油(ミシン油なければサラダ油でもOK)を2~3滴たらしてから再び生地を引っ張ってみれば、スムーズに動く事がありますよ。
シリコンスプレー
シリコンスプレーを使ってみる事です。
最初から勢いよく吹き付けるのが不安な場合は、綿棒などに染み込ませ、少しずつ付けていくと付着量の調節ができますよ。
潤滑油より滑り具合は劣りますが、ベタベタ感は軽減できるので扱いやすいと思います。
滑らせる
固形石けん・ワセリン・リップクリームを使ってみることです。
綿棒に固形石けん・ワセリン・リップクリームのいずれかを取り、ファスナーの両側につけて動かしてみると、スムーズに動く事がありますよ。
逆に動かしてみる
逆に動かしてみることです。
生地を優しく横(水平に)引っ張りながら、食い込み方向と逆に向けて動かしてみると、スムーズに動く事がありますよ。
道具を使い生地を引っ張る
道具を使い生地を引っ張ってみることです。
薄めの定規やマイナスドライバーピンセットを、ファスナーと生地が食い込んだ箇所に滑らせるように入れ、小さなすき間を作りゆっくり優しく生地を引っ張ってみると、スムーズに動く事がありますよ。
無理に引っ張ると生地を傷めたり、破れたりすることもあるので、慎重に行ってくださいね。
ファスナーを閉めても開いてくる時
参照元URL https://lyncs.ykkfastening.com/
ファスナーを上げてもすぐに落ちたり、閉めようとしてもすぐにまた開いてしまう場合には、ファスナーの歯(エレメント)を一つずつ確認して、飛び出しているエレメントを見つけたら、まっすぐ並ぶようにペンチで整えてください。
またスライダー部分の緩みが原因の場合には、ペンチが大活躍します。
もし並びに問題はなく異物も挟まっていないようであれば、スライダーそのものがゆるんでいる可能性もあります。
この場合には上記画像のように、エレメントの噛み合わせが良くなるよう、ペンチでスライダーを締め付けてみましょう。
ただしファスナーはデリケートです。
閉めすぎてしまうと動かなくなる場合もあるので、力の加減は慎重にしてください!
噛み合わせが片方外れてしまった時
参照元URL https://youtu.be/Ou91FTOZZxM
お願いしまって~!!!と力を入れたら、噛み合わせ部分が片方はずれてしまうこともよくあります。
このような場合には、ファスナーの根元の糸をほどいて一旦外してから、またはめ直して縫い直します。
少し込み入った作業にはなるので、自分の手には負えない・・・。
と感じた場合には、壊してしまい使えなくなる前に、洋服のリフォームなどをしている修理屋さんに助けを求めましょう。
まとめ
いかがでしたか?
デザインも色も気に入っているダウンのファスナーが、壊れて途方にくれた経験があります。
長いファスナーへの負担は相当なもの。
最近ではダブルファスナー仕様の洋服も多く、ファスナートラブルに見舞われる機会も多いはず。
大切に上げ下げしていたつもりでも、トラブルは避けられず結局リフォームショップで、2千円程の費用で交換してもらった時があります。
リフォームショップを活用するのも大事ですが、ご自身でできる直し方や対処方もありますので、しっかり実践してみてください。
今回は、ファスナーが壊れた時の直し方や、噛んだり外れたりした時の対処法を紹介しました。