脳卒中の1つである脳梗塞は、1950年頃から増え始め、今の日本では死亡率3位に上がっています。また命が助かったとしても脳の部分が壊死することにより何らかの障害が残りやすいのもこの病気の恐ろしい特徴です。
ここでは脳梗塞の医学的な現状や治療法、自分で出来る身近な予防法などをまとめてみました。
脳梗塞の初期段階
脳梗塞の初期段階として良く言われているのが頭痛ですが、頭痛は疲れがたまっていたり寝不足などでも感じる症状なので、大げさに考えることはないと放ってしまって大事に至るケースがとても多いので注意が必要です。特に少しの間であっても何度か繰り返して起こるときは躊躇せず早めに病院に行く事が重要なのです。
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更に顔半分の感覚が鈍くなったり、手足が痺れたりするようになった場合には脳梗塞の可能性が非常に高くなります。この段階では死亡に結びつく物だとはとても思えず軽く見てしまい、突然襲ってきた時はもう手遅れということも死亡率の高い原因だと考えられます。
また、この初期症状を確実にキャッチするかしないかが生死の分かれ目とも言えるのです。

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脳梗塞の治療法…急性期と慢性期
脳梗塞発症後の治療の上でよく使われる「急性期」「慢性期」という言葉があります。
●急性期・・・脳梗塞が発症し、状態が不安定で、とにかく生命の危機を脱するための治療を最優先にしている時期が「急性期」です。必要に応じて手術や点滴を施し、感染症などの二次的な症状を同時に防ぐことに重点が置かれます。
●慢性期・・・梗塞そのものと浮腫による二次的な危険が過ぎてある程度ある程度落ち着いたと判断されたら急性期を脱したとみなされると「慢性期」に入ります。平均的には発症後1ヶ月前後でこの状態に入ることが多いようです。
リハビリについて
慢性期に入って行う治療は主にリハビリです。
脳梗塞によって壊死した脳の部分はもう戻ることはないので、その後の治療は、その影響で動かなくなってしまった体の部分をリハビリによって繰り返し脳に刺激を与えながら動作を身体に覚えさせる事と、脳梗塞の再発を防ぐ事が要になります。
更に、この治療の中で動かなくなった体の部分を動く部分でどうやって補えばそれからの人生を暮らしやすくするかを把握することが目的に成ります。

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脳梗塞の後遺症
脳梗塞の後遺症で代表的なものは片麻痺です。
脳の運動機能を司る部分が壊死してしまった場合に、脳の壊死した部分と反対側の手足が麻痺するといった後遺症として残るものです。
その他、視覚神経が壊死した場合には失明や視力の低下となり、知覚神経が壊死した場合には字が読めない、排泄の感覚がないなどの障害に繋がります。
前頭葉が壊死している場合は感情のコントロールが聞かなくなるなどが起こるようです。
6ヶ月の壁とは
脳梗塞発症後は、何はなくとも治療のスピードがものを言います。
そして暫くの間はリハビリなどの治療の速度に合わせるように病状はどんどんと回復に向かうのですが、6ヶ月を越えた辺りで足踏み状態になり、この時期を「6ヶ月の壁」言います。
ボツリヌス療法
その「6ヶ月の壁」に差し掛かった患者さんに多く見られるのが「痙縮」といって手足が硬くこわばってしまう症状です。これまではこの症状が始まってしまうとこの後のリハビリの進行が悪くなりとても辛い時期なのですが、近年「ボツリヌス療法」という治療法が導入されたことにより沢山の患者さんやご家族へ希望をもたらしています。
「ボツリヌス菌」というと食中毒の原因にもなる菌ですが、これを元とした薬を注射することでこわばってしまった筋肉が柔らかくなります。こうしてこの薬を打ちながらリハビリを施すことで回復しやすくなるのです。
ただ、必要に応じて数本の注射をいっぺんに打つこともあるので、たとえ保険適用治療でも医療費が高くついてしまうこともあるようです。

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自分で出来る予防法
脳梗塞の原因は、高血圧、動脈硬化、高脂血症、糖尿病が主とされています。
とにかく血液をサラサラに、血管をしなやかな状態に保つことが最大の予防法です。
特に塩分やコレステロールは極力避けるように心がけましょう。そして喫煙は血液をドロドロにするには最短コースです。絶対に禁止するような決意が必要です。
血液の流れを良くするには水分の補給も必要です。水分を取って血液を流れやすい状態にしたところで適度な運動で更に循環させる、といった組み合わせで身体の中をきれいな川の流れのようにしてください。
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この病気になる人に発症前の食生活を聞いてみるとアルコールや肉が大好き、野菜はあまり食べない、毎日の生活は正に「肉食系」だったということが多いようです。「比較的普段からエネルギッシュで病気なんて完全に他人事と感じていた」という話を良く聞きます。肉やアルコールを取ることは決して悪いことではないのですが、病気を普段から予防するにはその他の栄養素もバランスよく取って、どれも「ほどほど」を心がけることが大切です。
脳梗塞予防に良いとされる食品で特に上げられるのが「納豆」。安くて美味しい日本を代表する健康食品ですね。その他、フルーツや野菜も満遍なくとりましょう。
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参照元URL http://www.ishikawa.coop/
身体の中の隅々まで行き渡る血液と血管を労わることで人間の健康は大きく変わってきます。いつまでも若々しく、出来るだけ制限のない楽しい毎日を送るために、日ごろから血液サラサラを心がけましょう。