命の育みを守るために女性の身体には複雑なしくみが備わっています。それだからこそ精神的な変化まで敏感に影響してしまうのが子宮です。
そして女性は子宮を中心にその身体の調子が変わっていくものです。女性の人生はまさに子宮との付き合い。ここでは近年増加傾向にある子宮がんについて考えていきましょう。
どんな病気?
子宮がんは、「子宮頸がん」と「子宮体がん」という2つがあります。
●子宮頸がん・・・子宮の入り口付近に癌が発生した場合。
●子宮体がん・・・胎児が入る体部に発生した場合。
子宮頸がんは、入り口付近のため検査がしやすく、きちんと定期健診を受けていれば比較的早期に見つかり、その時に適切な治療を施せば殆どが治る病気でもあります。
ただ、子宮がんは自覚症状がないことと、婦人科の受診は抵抗があってなかなか気軽に行かない人が多いため、見つかった時にはかなり進行して死に至ることもある恐ろしい病気でもあります。妊娠検査などで受診した時に発見されるケースもあり、出産を諦めなければならないという悲しい経験をしている人もいるのです。

参照元URL http://www.ebm.jp/
どんな人がかかりやすい?
お医者さんでの問診に必ず聞かれるのが「家族に癌にかかった人がいるか」という事ですが、遺伝的に多少の関連はあるものの、子宮頸がんは性交を経験した女性なら誰でもかかる可能性があります。
性交から感染するウィルスによってかかる病気なので、性交開始が早かった、性交のパートナーが複数いるなど、性交の機会が多ければ多いほど子宮頸がんにかかる可能性も上がるということになります。
患者数は?
近年、性交開始年齢が低年齢化していることもあり、その患者数は年間7000人前後と言われています。その中の2000人が亡くなっているという恐ろしい病気なのです。
子宮頸がんの患者数は年々右肩上がりになり、特に2000年を過ぎた辺りから急激に増加し予防注射の導入が叫ばれるようになったのもこの頃からといえるでしょう。
年代は?
子宮体がんが50歳以上の閉経前後から多く診断されることに対し、子宮頸がんは20代からの若い人の中にも多く診断されることが珍しくありません。
逆に昔多かった40代は逆に減少傾向にあるようです。
症状は?
子宮頸がんの初期症状はまったく初期症状がないことが殆どです。そのため自覚症状が出てきた時にはかなり癌が進行してしまっていることが多いようです。
進行してしまった時の症状は主に、性交時の出血、おりものの異常、不正出血、下腹部や腰の痛みなどが上げられます。
そうは言っても、普段から生理が不順気味だったり、下腹部や腰の痛みは生理の前後にも見られることなので自分では分かりやすい部分かと思います。判断をしかねたときにはとにかくまずは病院へ行くことをおススメします。

参照元URL http://www.femalelife.jp/
かかるとどうなってしまうのか?
入り口に癌ができるのが子宮頸がんなので、初期であればこの入り口の癌の部分を削って取り、子宮を残すので妊娠出産も可能です。癌が進行してしまっている場合には、子宮の前摘出と場合によっては膣など、隣り合っている部分も一緒に取り除きます。
人によっては妊娠検査で初めて見つかったという場合もありますが、この場合は、ごく初期であればそのまま妊娠を継続し出産後に手術して切除することもあるようですが、妊娠中は新陳代謝が激しくなるため、癌の進行が早まってしまい中絶という辛い選択を余儀なくされるというケースもあるみたいです。
原因は?
子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウィルス)が原因だといわれています。これはごくありふれたウィルスで、男性と女性の両方の身体に感染するウィルスです。
性交により粘膜が触れ合うことで感染するため、性交の経験がある女性は誰でも子宮頸がんになる可能性があるのです。

参照元URL http://iryou.chunichi.co.jp/
このように誰にでも発生の可能性のある癌なので、身体の状態が悪ければそこに付け入ってウィルスが暴れないような健康的な生活習慣を心がけることが肝要となるでしょう。
飲酒や喫煙、高塩分、高コレステロールは言うまでもなく、睡眠をたっぷりとったりストレスを上手く逃がすなどして出来る限りウィルスが癌に育たない身体作りをしてください。
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子宮にはまだ医学で解明されていない事が多いと言います。その分だけ「これだけやれば万全」と言い切れないことが多いのです。
日頃からセルフチェックとドクターチェックのダブルチェックで心配事を少しでも軽減させるように心がけましょう。